ドイツ・ワールドカップ戦記

政治・経済・社会の渦の中で開かれた2006年ドイツでのワールドカップ。世界のサッカーはどう戦われたのか。男たちの戦いが詳細に検証された!
クリストファー・ヒルトン著 後藤新弥訳・構成
【定価2,200円(税込)送料290円】ISBN4-8172-0238-6 C0075
- 第1章 イタリア! イタリア!
- 第2章 ベルリンの光と影
- 第3章 死のグループ - グループA、B、C
- グループA 前半の主役を演じたドイツ。失望のポーランド
- グループB 順当のイングランド、スウェーデン。ベスト16の思わく
- グループC 確固たるばく進のアルゼンチン。順当に生き残ったオランダ
- 第4章 恐怖のグループ - グループD、E
- グループD ポルトガルが40年ぶりの決勝トーナメント。好位置で進出決めたメキシコ
- グループE 重苦しい中でも余裕のイタリア。ガーナは大躍進の突破
- 第5章 夢追いのグループ - グループF、G、H
- グループF 夢を果たしたオーストラリア。まずは順調のブラジル
- グループG 試合ごとに上昇したフランス。攻守のバランスで順当スイス
- グループH 自信のスペインが3戦全勝。初戦の不振を盛り返したウクライナ
- 第6章 救世主ベッカム
- 第7章 イタリアの苦悩
- 第8章 新と旧
- 第9章 ほろ苦い勝利
- 第10章 歓喜のイタリア
- あとがき
- スポーツを彩って語ることは容易な作業だ。けれどスポーツは、そうした彩りをそもそも必要とするのだろうか。W杯やサッカーもそうだ。英国人ヒルトンと、武骨でよいからもっと素材そのものを語りたいと、話し合った。サッカーはそれ自体がさまざまなドラマを保有し、人々を動かし、笑わせ、泣かせてくれる。本書では、日本代表だけにとらわれることなく、世界で何が起きたのか、ベルリンで何が起きたのかを、記してみた。ヒルトンは1936年のヒトラーの五輪の傷跡について、英国人なりの強いこだわりを持っていた。我々日本人がほとんど気付かなかった歴史の影に、彼は敏感だった。それをそのまま表現した。日本は決勝トーナメントに出られなかったことで批判された。果たして「プロリーグが始まってわずか10年かそこらの国」(ジーコ監督)が、一次リーグ突破を当然と考えたことが妥当だったのかどうか。それもW杯の現場での印象を軸に、率直に、実数値を求めて記してみた。W杯もサッカーも、あるがままが感動的なのだ。スポーツをことさらに騒ぎ立てることは何もない。もっと静かに、骨太にスポーツを味わおう。(構成者あとがきより)
- 著者紹介
- クリストファー・ヒルトン
1944年生まれ。40年間スポーツ・ジャーナリストとして活躍する。主に英国新聞デイリー・エクスプレスで4回のオリンピックを含め、F1等多くのメジャーイベントをカバーしてきた。
- 訳者紹介
- 後藤新弥(ごとう・しんや)
1946年生まれ。ICU卒。日刊スポーツでスポーツとアドベンチャーのコラムを連載中。コラム集「バルセロナ街道」写真集「戦う男たち」スポーツ心理学「インナーゲーム」などの著訳書がある。




