駆けぬけた奇跡

サッカー天皇杯にかけた男たちの夢
斎藤一九馬著
【定価1,575円(税込)送料290円】 ISBN978-4-8172-0246-8 C0075
1975年(昭和50年)元旦、国立競技場である奇跡がまさに起きようとしていた。舞台は新年恒例のメーンイベントとなった伝統のサッカー天皇杯決勝戦である。いったい何が奇跡なのか?
決勝戦に駒を進めたチームは、一方は釜本邦茂を擁する名門「ヤンマーディーゼル」で、もう一方が全くの無名といっていい「永大産業」という山口県に本拠地があるチームだった。つまり、奇跡の由縁は、超一流企業がひしめく日本リーグにあって、ほとんどの人がどんな会社か知らない、それも創部して実質3年という、いわば出来たてホヤホヤの新米チームが決勝戦に進出してきたからに他ならなかった。
「3年間で天皇杯に出場して優勝を狙うぞ」――
こんな夢物語に挑戦した男たちの行為を“愚挙”というのか、はたまた“快挙”と呼ぶのか。男たちは夢を幻には終わらせなかった。彼らはどんな手法で、どんな手腕で、どんな魔法を使ってのし上がってきたのだろうか。
すい星のごとく日本のサッカー界に姿を現し、あっという間に表舞台から去った幻のサッカーチームの奇跡と軌跡を追いかけた渾身のサッカードキュメント。
- 第1章 小さなサッカーボーイ
- 第2章 満州馬賊になりそこねた男
- 第3章 サッカーボーイ、「華北の虎」と出逢う
- 第4章 隠された二年間
- 第5章 永大産業サッカー部誕生
- 第6章 深尾茂、逝く
- 第7章 永大産業サッカー部誕生
- 第8章 狙うぞ日本一!第54回天皇杯
- 第9章 暗転。サッカー部解散か
- 第10章 廃部
- エピローグ




