高校野球の心を求めて 公立魂~鷲宮高校野球部の挑戦~

3月19日発売
田尻賢誉 著
増渕竜義(ヤクルト)を生んだ鷲宮から学ぶ公立校が勝つためのヒント。『腐らず 挫けず 諦めず』『たとえ野球の技術がなかったとしても、野球の道具を大切にする心や自分を成長させてくれるグラウンドを常にきれいに整備する心を持ち続けられる野球選手になる。』『全力疾走 走る姿を見ればその人の心がわかる』。
3月19日発売 定価1,575円(税込) ISBN978-4-8172-0253-6
練習、練習、練習でベンチ入りし、レギュラーをつかんだ。練習、練習、練習でキャプテンになり、4番を任された。川村の3年間は、練習とともにあった。
大会後、川村は県高野連から優秀選手として表彰を受けた。共栄戦での殊勲打に加え、主将としてチームを引っ張ったのが評価されたのだ。表彰式後、川村は地元紙のインタビューにこう答えた。
「努力することが好きになれた高校野球でした」 ~06年夏・本文より~
公立魂・鷲高格言集――
公立魂その1強豪校のサイン盗み、伝達は当たり前。それに対処し、それを上回る強い気持ちで立ち向かう
公立魂その2中学生が入りたいと思う雰囲気をつくる
鷲高格言その1『はきもの』
鷲高格言その2『いい選手である前にいい生徒であろう いい生徒である前にいい人間であろう』
公立魂その3自分たちが一番だと誇りを持てるものをつくる
公立魂その4大事なことは同じ話を何度でもくりかえす
鷲高格言その3ものにも命がある
鷲高格言その4『たとえ野球の技術がなかったとしても、野球の道具を大切にする心や自分を成長させてくれるグラウンドを常にきれいに整備する心を持ち続けられる野球選手になる。』
公立魂その5グラウンド整備は命がけでやる
鷲高格言その5『全力疾走 走る姿を見ればその人の心がわかる』
公立魂その6どんなときも全力疾走、全力プレーを徹底する
公立魂その7熱い野球をしよう
公立魂その8言い訳をしないで前向きな言葉を使う
鷲高格言その6『練習で何をするかより どういう気持ちで臨むか それが大事だ』
鷲高格言その7『失敗に失敗を続けても それを次につなげてく人 そんな人に俺たちはなろう』
公立魂その9毎日目にする言葉によって、あるべき姿をイメージする
公立魂その10反骨精神を持ち続ける
鷲高格言その8『人間力に到達点はない無限だ。限界がない。』
公立魂その11不得意なものに挑戦する
鷲高格言その9『信用、信頼はお金じゃ買えない』
公立魂その12自分の弱さに気づかせるため、優等生もあえて怒る
公立魂その13価値のない涙は流さない
公立魂その14ゴールの見えないマラソンを経験させる
公立魂その15コミュニケーションを積極的にとる
公立魂その16“イズム”をより理解した3年生で勝負する
公立魂その17一度落ちると再浮上は困難。安定したチーム力、成績を維持する
公立魂その18対戦相手にも好感を持たれる魅力あるチームになる
公立魂その19チームのため、甲子園のために練習でも泣ける熱さを持つ
鷲高格言その10『半端な努力じゃ何も変わらない』
鷲高格言その11『不可能を可能にするのは死にもの狂いの練習』
鷲高格言その12『球際という言葉(球ぎわに強い選手) 守備者だけでなく投手にも球際があり、捕手にも走者にも打者にも皆球際がある 球際に強い選手になるためにはやってやってやり上げなきゃだめ 量をやると量が質を変える』
公立魂その20キャプテンはひたすら何も言わないで練習する姿が必要
公立魂その21キャプテンは媚びない
公立魂その22できなかったことができるようになる喜びを知る
公立魂その23自分の存在を人のために役立たせる
公立魂その24ミスは流さないでその場で指摘する
公立魂その25キャプテンに近い働きをする副キャプテンが複数いる
公立魂その26チームワークは作るものではない。雰囲気、関係ができて初めて生まれてくる
鷲高格言その13『人生最大の敵は自惚れ 最大の味方は努力』
鷲高格言その14『投手はハートが強くない限り、どんないいボールを投げられたとしても大成しない』
鷲高格言その15『臥薪嘗胆 一度味わった屈辱を晴らそうとし、苦心、苦労を重ね、チャンスの到来を待つこと』
鷲高格言その16『勇気ある投球はボールの勢いを生む。恐怖は逃げの投球を生み、不安はコントロールミスを生む。技術の差ではない。気持ちの持ち方で大きく変わる』
鷲高格言その17『攻めの投球』
公立魂その27選手自身に気づかせる。気がつくまで待つ
公立魂その28悔しさを知らない、失敗を知らない勝利者や名選手はいない
公立魂その29優れた選手はピンチをチャンスに変えることができる
公立魂その30寮を持つ私立に負けない食事環境をつくる
公立魂その31負けず嫌いな性格を利用する
公立魂その32経験がない、固定観念がないこともひとつの魅力。コンバートは大胆に敢行する
公立魂その33挑戦しないで逃げているといつまでたっても自分を成長させられない
公立魂その34人間の能力には限界がないことを知る
公立魂その35ただ勝つだけではダメ。全員が“目指す”全員野球をする
公立魂その36チャンスは平等。その中で、試合に出るつらさや重圧を理解させる
鷲高格言その18『意識→行動→習慣→人生→運命』
公立魂その37チームの徹底事項を守れない選手はいくらいい選手でも使わない
公立魂その38可能性のある人間は何とかする。チームメイトのためにキレない
公立魂その39言葉に魂を込める。相手の心に刺さる言葉こそ本物の言葉
鷲高格言その19『最後の日までレベルアップを続けろ』
鷲高格言その20『腐らず 挫けず 諦めず』
公立魂その40メンバー外の選手にも最後まであきらめさせない
鷲高格言その21『メンバーや背番号は与えられるものではなく、自分自身の力、行動でつかむもの』
鷲高格言その22『浮ついた責任感のない人間にメンバーはまかせられない』
公立魂その41みんなの代表としてベンチに入る使命は何なのか、責任とは何なのかをわからせる
公立魂その42自分の高校を好きになる。野球をもっと好きになる
公立魂その43スタンドから“心の叫び”を送る
公立魂その44生徒と本気でつきあっていれば、自然と「この人のために」と思う教え子が出てくる
公立魂その45やればできることを実感させる
公立魂その46自分たちの負けパターンを知り、対処法を知る
公立魂その47同じ失敗をくり返さない
鷲高格言その23『勝つためのこだわり』
公立魂その48こだわりのある必殺技を持つ
公立魂その49周りがどうとは考えない。独自の色を出すことで“らしさ”が出てくる。周りと同じ色では勝てない
公立魂その50中学時代の関係を利用する
鷲高格言その24『一球に対する思い、考え方を強く』
鷲高格言その25『一球をおろそかにする者は一球に泣く』
鷲高格言その26『勝者は常にあきらめない』
鷲高格言その27『徹底』
公立魂その51凡打でも全力疾走する
公立魂その52自己責任を徹底する。自己責任をまっとうし合える責任感の強い集団こそ勝てるチームになる
公立魂その53春の大会も全力。公式戦で勝って自信をつける
公立魂その54やっている野球が認められれば、経験豊富な他校の監督も応援してくれる
公立魂その55本気で目指す。「公立なのによくやった」で満足しない
鷲高格言その28『今、自分が勝つために何をすべきかを常に考え、そして行動せよ』
公立魂その56緊張感をつくっているのは自分。己の中の敵に気づき、やるべきことをしっかりやれば克服できる
鷲高格言その29『野球は必ずしも強い方が勝つとは限らない』
公立魂その57私立に負けないという意地を持ち、自分がベストパフォーマンスできる方法を考える
公立魂その58相手の負けパターンを知り、そこにつけこむ
公立魂その59見えない能力がチームをパワーアップさせる
公立魂その60ラッキーボーイを見極める
公立魂その61 4番はチームの顔。技術よりもチームの象徴となる選手を置く
公立魂その62公式戦で勝つことの優位さを理解する
公立魂その63イメージを定着させ、キャッチフレーズを作る
公立魂その64好投手がいるときこそ先手必勝の先攻
公立魂その65必殺技は全員がマスターする。「○○だから」は関係ない
公立魂その66あえてやるからこそ、与えるダメージも大きい。必殺技はわかっていてもやる
公立魂その67スペシャリストを起用する
公立魂その68「取捨選択」。あきらめる、捨てる勇気がスペシャリストを生かす
公立魂その69負けて終わりではない。負けを糧に新たなスタートをきる
鷲高格言その30『“いいチーム”“強いチーム”“勝つチーム”そのすべてを目指し日々戦っていこう』
公立魂その70応援されるチームになる
公立魂その71夢や目標を言葉にし、思い続ける
公立魂その72思わない夢は叶わない
<あとがきより>
時代が変わっても、変わってはいけないもの、受け継がれなければいけないものは必ずある。
それは何なのか。知りたければ、鷲宮の野球を見ればいい。全力で取り組み、全力で目指し、全力で高校3年間を駆け抜ける。気持ちの伝わる野球。意図の見える野球。チーム全体がひとつの方向を向いている野球。
なぜ、素材に恵まれなくても勝てるのか。なぜ、毎年のように劇的な試合を演じられるのか。なぜ、観客に応援されるのか。その答えはすべて、鷲宮の選手たちの姿が物語っているはずだ。
勝ったものが偉いのではない。
やるべきことをやり、あるべき姿で勝つ。それを目指すのが本物の高校野球。それに気づかせるのが、本物の指導者。
それがあるチームに勝ってほしい。鷲宮のようなチームが勝つべきなのだ。
素材重視、技術重視の流れだからこそ、鷲宮野球を見直してほしい。ヒントにしてほしい。この本は、鷲宮はもちろん、全国の公立高校の指導者、選手への僕からのメッセージです。




